数学の文章題を得意にするコツ その2
2022-10-20
絵を描こう。
という話をします。
前回、面積が96cm2の
長方形の縦と横の長さを求めなさい。
※ただし、横が4cm長い。
という問題の考え方、流れの手順をお話ししました。
縦をacmと置くと、
横は、a+4cmだと分かります。
この時に、
長方形の絵を描くことを
ぜひお勧めします。
なぜかと言うと、
長方形は「縦×横」ですので、
a×(a+4)=96
という式が立ち、
a=-12と8が答えになります。
ここで、解答欄に、
-12,8(または-12と8)
のように書く子がいるのです。
そもそもaは何だっけ?
こう考えてほしいのです。
中学生になると、
計算で求まった答えが、
問題の答えとは限らない
のです。
そもそもaは何だっけ?
こう自分に問いかける事で
「辺の長さだからマイナスはおかしいな。」
と気づけたらいいのですよね。
ですが、テスト中は、
気持ちに余裕がない場合があります。
計算が解けたことで、
力尽きた…
そんなこともあるかと思います。
さらに、まだまだ
先の問題を解く必要がありますので、
焦って解答欄に
「-12と8っと…。よし、次!」
こう書いてしまったらもったいないです。
そこで、
できれば、長方形の絵を余白に書いて、
「縦はacmっと…」
「横はa+4cmで…」
こう言いながら、
文字や数字も
長方形に書き込んでおきましょう。
こうすれば、
そもそもaは何だっけ?
と自問自答しなくても、
目で見てすぐに気づけます。
少し面倒ですが、
ぜひ、
文章内容を絵で表現しておく。
という感覚を大切に、
数学と向き合ってみてください。
←「数学の文章題を得意にするコツ その1」前の記事へ 次の記事へ「数学の文章題を得意にするコツ その3」→