数学の文章題を得意にするコツ その13

2022-11-13

今日は、数学を得意にする考え方について
お話ししたいと思います。

「先生?(3,2)(5,6)の座標だけあって、
ここからどうやって、一次関数の式にするのですか?」

こう質問する子は多いです。

実はこの問題、
中2生が学ぶ一次関数の中でも、
基本の「き」の1つです。

基本の「き」なのですが、

苦手な人が多い問題

です。

なぜ苦手になると思いますか?

それはですね…

一発で式が作れないから

です。

一次関数とはy=3x+5のような形になる
直線の式です(y=ax+bが公式です)。

アルファベットがy,a,x,bと4つありますので、

3つが分かれば、

あと1つは自動的に決まります。

よって、3つを求めることが、
ある意味ゴールになります。

この3つのうち、
aを求める方法がたくさんあるため、
子供たちは苦戦します。

ではどうしたらいいのか?
ということですが、

1つ1つに名前をつけました。

「それ、はてな作戦で行けそうだと思うよ。」

こんな感じです。

このように、名前をつけることには、
大きなメリットがあります。

子供たちはもちろん、
私のような教える側にも。

「それ、下から掛け算する法則で行けるよ。」
と、具体的だけれども、

そのものズバリを言っていない。

というのがメリット1です。

「それ、矢印作戦でやってごらん?」と、

一言でアドバイスが済む。

というのがメリット2です。

塾生にもメリットがあります。

これは、はてな作戦・矢印作戦…

どの作戦が合うかな?

こう、技を選択することが、思考の中心になれます。

数学の苦手な子は、

どう解くんだっけ?

どうやれば解けるかな?

このように、how(方法)で考えます

「どうやって…」「どうすれば…」と
脳に検索をかけると、
情報が漠然としていますので、

脳も困ってしまいます。

一方、
数学が苦手じゃない子は、

何かできることは無いかな?

このように、what(こと、もの)で考えます。

whatで考えることは、
勉強全般のコツだと思っています。

参考になれば嬉しいです。

追伸
一次関数の基本の「き」について
A4にまとめました。

こちらのPDFファイルも、
参考になれば嬉しいです。

数学を得意にするコツ(題材:一次関数)

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