5月, 2023年
35 英語の一般動詞テスト用紙
以下は、授業の最初に行う英単語テストです。
英語(動詞の活用一覧テスト)new
※英単語一覧は、昨日の「34 一般動詞の活用表」ご参照です。
お恥ずかしい話ですが、
最初から「塾生の英語力を高めてあげたいな」
という
純粋な思いから作った単語テストではありませんでした。
詳しくは省略しますが、
今は、
単語練習(暗記)を宿題にする
→塾に入室したら1分後にテストする
→結果、塾生が勉強モードになっていく。
という流れが生まれ、
始めて良かった~と思っています。
良かったら、
参考にしてみてください。
34 一般動詞の活用表
以下は、主な一般動詞の活用表です。
A4サイズのPDFファイルです。
英語,動詞の活用一覧new
ご活用ください。
飯田塾では、毎回塾に来るたびに5つ分テストを
上記一覧から行っています。
なぜ、
塾に来るたびに、
動詞の活用(現在形、過去形、過去分詞形)を
テストするのか?ということですが、
例
太郎は私に秘密を話してくれました。
Taro told me the secret.
という文について考えてみます。
これは、中2の5月に学ぶ
「第四文型」という勉強です。
この第四文型という型は、
give,show,tell,
teach,lend,send,
make,cook,buy
という
一般動詞のあとに、
「人+物」が続く、という文の型です。
太郎は私に秘密を話してくれました。
という意味です。
ポイントは、「人+物」の順番で語句が並ぶ点です。
ところが、
このルールを知っていても、
太郎は私に秘密を話してくれました。の
「話してくれましたtold」が書けないと、
テストではバツになってしまいます。
特に、中2からは、
過去形が常時使われる英文が登場しますので、
単語力がないと、
いつまで経っても
分かっているのに点が取れない
という状況になりがちです。
23年塾の現場で授業をしていますが、
英単語力だけは、
授業力でどうのとできません。
特に、英単語は、
今日1つも覚えなくても
明日の勉強で直接困りませんし、
逆に、
今日10個覚えても、
明日の勉強で、すぐ成果が出ることもまれです。
よって、
英単語は、
今日やってもやらなくても
何も変わらない。
という印象を持ってしまう気持ち、
本当によく分かります。
積もり積もって
いつの間にか成果が出る(良くも悪くも)。
それが英単語です。
中3の秋に後悔しないように
今日から頑張ってほしいと思います。
次回までに、そのテストを
PDFファイルにしておきますので、
そちらも良かったら、ご活用ください。
33 英単語数が増えたということは。
前回、
今の入試問題の英単語数は2000語で、
私のような親世代が受けた入試は1000語ほど。
というお話をしました。
このことから言えることは、単純に、
覚えることが増えた。
ということです。
ちなみに、
英単語数が増えたということは、
英文読解の練習をするまでのハードルが上がった。
ということです。
つまり、英単語力がないと
長文が読めませんので、
人によっては…
いつまで経っても…
長文訓練にたどり着けない。
ということです。
私が中学生だった1990年代は、
学校の教科書に載っている単語数が
少なかったため、
「今日は、英語の長文を解こうかな」
と、けっこう気軽に取り組めました。
つまり、覚えるべき知識が少なったため、
すぐに長文を読むことができました。
(正解かどうかは別として)
ですが今は、
長文を構成する材料(単語)が増えたため、
いわゆる「準備」に時間がかかることになっています。
30年前は、単語は、
空いている時間に覚える物
でした。
今は、
理科や数学と同じように、
科目として「英単語」がある。
こう思ってほしいと思います。
これからは英単語を、
何かのついでに覚える知識ではなく、
毎日時間を取って、真剣に向き合う科目なんだ。
こう切り替えてほしいと思います。
32 成績向上は、自分次第というお話です。
英語の教科書が、30年以上ぶりに変化しました。
以下は、英単語についてまとめた資料です。
私が中学生だった1988年ころから、
じわじわと、単語数が増え始めた印象です。
2023年の単語数は、2088語
です。
ちなみに、私が受験をした
1991年の単語数は、1266語
でした。
こう考えますと、
今の子たちのほうが、
英語力が高い
と思います。
今の入試の時間は、60分ですので、それほど差はなくて、
「余裕があるのでは?」
と思われるかもしれませんが、
50分→60分と長くなった10分は、
リスニングテストの分です。
中学生のリスニングは2回流れますので、
むしろ…
単語数は2500語ほどある
ということです。
つまり…
「単語が増えたから、時間をたくさん与えよう。」
というお話ではなく、
逆に…
「たくさん問題を出したいから、時間を長くするしかなかった。」
という流れかもしれません。
大学入試に近づいている印象です。
大学入試は、
大学に進学したい人だけが受ける試験
ですので、
どれだけ難しくなっても自分次第です。
しかし、高校入試は、どうしても、
中学校で学んだことだけという前提があるため、
「授業を聞いて、宿題をすれば高得点」
こう思っている子が多いのです。
現実は、リスニングテスト対策は、
授業だけでは足りない
ですし、
英作文は、なおさら
学校の授業では扱っていません
(書き方、書く材料を習得する訓練がないという意味です)。
単語練習も、ほぼすべて
放課後の自分次第です。
このように、
高校入試も大学入試も、
結局は自分でやるしかない、
ということが分かります。
すでに分かっている人(知識がある子)にとっては、
学校の授業は、良い刺激になりますし、
頭の整理の時間になります。
しかし、
「よし、学校の授業をまじめに受けて、力をつけるぞ」
と思っている子にとっては、
「こんなはずじゃなかった」
ということになります。
学校の授業とは、
「きっかけ」作りと、「方向性」を示すためにあります。
即戦力を養成するための時間ではありませんので、
学校の授業を受ければ、入試で80点
とはいかないのです。
つまり、以上のことから、
学校の授業をまじめに受けて、
その復習を放課後すれば80点。
というのも、少し違う
のです。
繰り返しになりますが、
学校の授業は導入です。
放課後、
その導入を何回反復しても、
導入は導入です。
あなたが中学生ならば、
学校できっかけを受けたら、
そこから先は、自分次第。
このようにマインドを切り替えていきましょう。
その第一歩が、
先ほどのPDFファイルに書かれていますので、
参考にしてみてください。
31 新学期のお勉強、順調ですか?
ゴールデンウイークが終わり、
いよいよ本格的に「勉強」が始まります。
新年度の1ケ月が過ぎましたね。
今年初めての長期休暇が終わり、
ここからが本番ですが、
ちょっと振り返ってみませんか。
たとえば以下のように思っていたと思いますが、
その結果はどうでしたか。
ぜひ答え合わせをしてみましょう。
・(2月に)次の定期テストは6月だから、この4ケ月間頑張るぞ。
・(3月に)中学生になったら頑張る!
・(3月に)高校ではみんな横一列。スタートダッシュするぞ。
・(3月に)よ~し、4月から気持ちを新たに頑張るぞ。
答え合わせをするポイントは、
ゼロひゃく(0か100)で考えない
ことです。
もっと大切なポイントは、
出来なかったことで…
実際に困った事
は何か?を言語化することです。
たとえば、
「中学生の英語は、『書く』そうだ。
だから、単語練習を頑張るぞ。」
「こう決めて実際に頑張ったけど、
授業中、パッと頭から出て来なくて
困ったな。」
こんな感じです。
すると
改善点が思いつきます。
「そうか、頑張ることも大切だけど、
覚えたかどうかを確認すべき
だったな!」と。
新年度の定期テストまで
1ヶ月ほどです。
頑張ったけど
→実際に困ったことがあった
→頑張りの改善点は?
のステップを踏んでみましょう。
頑張りの改善
これがキーワードです。
「勉強の仕方が分からない…」
もしあなたがこう悩んでいたら、
頑張った!
でも困った!
改善点は何か?
こう
スリーステップで、
思考を働かせてみてください。
これが私の思う、
勉強の仕方です。