33 英単語数が増えたということは。
2023-05-21
前回、
今の入試問題の英単語数は2000語で、
私のような親世代が受けた入試は1000語ほど。
というお話をしました。
このことから言えることは、単純に、
覚えることが増えた。
ということです。
ちなみに、
英単語数が増えたということは、
英文読解の練習をするまでのハードルが上がった。
ということです。
つまり、英単語力がないと
長文が読めませんので、
人によっては…
いつまで経っても…
長文訓練にたどり着けない。
ということです。
私が中学生だった1990年代は、
学校の教科書に載っている単語数が
少なかったため、
「今日は、英語の長文を解こうかな」
と、けっこう気軽に取り組めました。
つまり、覚えるべき知識が少なったため、
すぐに長文を読むことができました。
(正解かどうかは別として)
ですが今は、
長文を構成する材料(単語)が増えたため、
いわゆる「準備」に時間がかかることになっています。
30年前は、単語は、
空いている時間に覚える物
でした。
今は、
理科や数学と同じように、
科目として「英単語」がある。
こう思ってほしいと思います。
これからは英単語を、
何かのついでに覚える知識ではなく、
毎日時間を取って、真剣に向き合う科目なんだ。
こう切り替えてほしいと思います。
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