7月, 2015年

夏期講習について<飯田塾2017>

2015-07-06

飯田塾の夏期講習2017のご案内です。

2017年

 

2017年も、
いよいよ夏休みですね。

さて、夏休みの一日について
ふと考えてみますと…

自分の自由になる時間は、
学校があるときの何倍くらいでしょうか?

想像してみてください。

ふだん学校があるときは、
部活をして帰宅すると、6時ころでしょうか。

そしてそこから学校の宿題をするので、
自分に必要な勉強をする時間は、最大3時間です。

一方で夏休みは、その気になれば、
朝9時から夜6時までの、「学校タイム」をぜんぶ、
自分の時間として、勉強することができます。

「学校タイム」は9時間です。

この9時間の使い方が、
大切なことは言うまでもありません。

もっと大切なことがあります。

それは…

自分の時間をたくさん持てる夏休みでさえ、
勉強を頑張れなかったのに、

夜6時を過ぎないと、
自分の時間が持てない学校のある日に、
頑張れるはずがない。

というより、
頑張った子と、そうでない子の間には、
取り戻せないほどの差がついてしまいます。

想像してください。

学校がある日でさえ、
その気になれば3時間勉強できます。

学校で6時間くらい学んでいるので、
あなたは実質9時間、毎日毎日ふつうに、机に向かえているわけです。

なのに、
チャンスの夏休みなのに、
自分の勉強をたくさんできるのに、

夏休み後、
「平均ですか?1日の勉強時間は2時間くらいかな?…」
(それも宿題でです)
(さらに、読書感想文も込みです笑)

なんていうこともあり得ます。

そうならないように、
強い気持ちで、だけど無理はしないで(30日以上あるから)、
ベストを尽くして頑張りましょう。

そして、もし良かったら(方針が合えば)、
飯田塾で勉強することを、ご検討ください。

夏期講習生を募集中です。

1.対象:小学1年生~高校3年生です。

2.指導教科:
小・中学生は全教科を指導します。受講コマ数が少なくても、
できるだけ5教科を見ます。入試は5教科総合点だからです。

高校生は、
1から10まで教わるのではなく、
勉強に集中できる環境がほしい、
という人にはお勧めです。

3.指導単元:
不定詞3コマ、平面図形3コマ、
のような「くくり」はしません。

たとえば中3生が、
中2で学んだ不定詞の復習をするとします。

3用法が「全部できない」「まったくだめ!」、
とは限らないからです。

こうやって、
あなたに必要なところを見つければ、
1コマ90分で、十分な可能性があります。

あなたが中3生だとすると、

平面図形の復習は、
「夏は苦手な作図を優先しよう、
あとのところは、冬休みでなんとかなる。

だからこの夏は、
作図に絞っていこう。」

このような感じで考えていきますので、

受講する単元とコマ数を、
私といっしょに検討していきましょう。

いつもいつも最初から。
いつもいつも総復習。

これでは、時間がいくら
あっても入試に間に合いません。

あなたに必要なことは、
塾長の飯田が必ず見つけます。

4.夏休み特有の勉強:
勉強は、そのときそのときで、すべきことがあります。

いつも総復習、
いつも英数重視。

これでは子供たちのやる気が出るはずありません。

また、
「忘れている」ことと「苦手である」ことは、
まったく別です。

この考え方、大事ですので、
さらりと流さないでください。

ですので、

弱点発見テストなどをやってみて、
マルにならなかったから、そこをやろう。

という発想は安易です。

逆に考えてみるとよく分かります。

マルになったからといって、

・よく理解しているからマルになったのか、
・なんとなく「これかな?」で選んでマルになったのか、

中身は全然ちがいますよね。

このことからも、
・子ども本人の自己申告や、
・診断テストだけで、

得意不得意を判断することは、まずできません。
絶対に無理です。

スポーツでもそうです。
「リフティング」を30回できるとしても、

人によっては、
「得意だ」と思っている子もいれば、
「全然できないや」と思っている子もいます。

ですので、数字だけで判断するのは
ちょっと待ったほうがいいです。

お子さんが実際に勉強している姿を見て、
その様子から、

「ここは今は大丈夫だ」
「このままではまずいぞ」
「今はまずまずだが、冬にまた復習が必要になりそうだな」など、

細かく分解して考えていきます。

定期テストや実力テストの点数で、
「英語が苦手ですね」
「理科が平均点いっていませんね。夏に復習しましょう」
と判断しないようにしましょう。

もっと言いますと、
「過去進行形が弱い」「命令文のマルが少ない」
など、細かく、診断テストをすれば結果が出てきます。

でもそれは、
・忘れているからマルが少なかった、のですか。
(学んだのが昔で、復習のチャンスが最近ない単元、という意味です)

・テスト前に猛勉強したのにマルが少なかった、のですか。

この2つの意味、
けっこう根本的に違いますよね。

よって、こう言わざるを得ません。

・子どもの自己申告をあてにしない。
・テストの結果もあてにしない(あてにならない)。

では、どうやって、
夏に頑張るべき教科や単元を決めたらいいのですか?

ということですが、

ずばり、

目の前で勉強させて、その様子から決める。
が正解です。

実際に勉強している姿をじっと見ることで、
本当に必要なことが分かります。

・子どもたちの勉強中の様子を見る。
・必要なことを考えて、伝えて、そして改善させる。

という流れで、夏休みの30日間を
過ごしていきましょう。

具体的に、
お勧めの「すべき勉強」は、
2学期の予習です。

予習をするために、
予習内容と関係する単元の
復習をする。という流れがベターです。

中1でしたら、方程式の文章題があります。
そのためにはまず、正負の計算を100%できるようにします。

次に、文章を読んで、式を立てられるようにする。
という大きなテーマがあります。

数学の文章題におけるゴールは、式を立てることです。
答えを出すことではありません。

式を立てられたら、
あとは計算だからです。

式を立てるには、
文章を読む訓練が必要になります。

「中1の方程式の文章題なんて、ちょっと読めば楽勝でしょ」
というのは、高校生や大人の発想です。

中学1年生本人には、
辛いことなんですよ。

なぜか?
中1とはいえ、中学生の勉強だからです。

小学生の勉強とは違うんです。

たとえばですね、
小学生用の問題集にこうあります。

※問題文は、1回だけ読んでください。
2回読み返すことはできません。

問題「広場に長イスが、16きゃくあります。
全員で95人います。1つの長イスに、8人ずつすわると、
誰も座っていない長いすは何きゃくありますか。」

いかがですか。

さらっと一回だけ読んだとして、
一瞬で、答えが出せましたか?

というより、
何を答えたらいいか把握できましたか?

もう一度言います。
読み返さずに、一回だけ読んで、
何人の大人が答えを出せたのでしょうか…

これ、

実は、

なんと、

小学3年生の問題なんです。

ちなみに、
答えは、4きゃくです。

落ち着いて、
ちょっと時間をかければ簡単です。

ですが、

・落ち着く必要があります。
・ちょっと時間がかかります(パッとできません)。
・読み返しは必須です。

このように、

小学校で学んだ文章題を使って、
「長文を読んで解く」という感覚を鍛えることは、
とても大切になります。

ここを飛ばして、

試行錯誤しながら、
参考書やワークをいきなりやると、

「感覚でできるレベル」になることはできません。おそらく、
「できた」「解けた」というレベルに落ち着くことになります。

結果、

本質が身についていないため、

1ケ月後のテストではできずに、
「ふだんの勉強では、あんなにできたのに」となるのです。

私の経験から、
「難しかったけど、なんとか
自力で解き切った」とする勉強を、

これを、勉強の基本姿勢に
しないでほしいな、と思います。

バッティングセンターで、
140キロが、なんとか1球あたった!

これだけで、「上手だね」と言えるかどうか…
という話に近いと思います。

だから小学生の教材からやりましょう。
というお話ではなくて、

理解がしやすいレベルから
スタートするといいですよ、
ということです。

ここからは余談です。

私は経験から、

すでに見えている数字を組み合わせれば
簡単に式が立てられるレベルの数学の文章題で苦戦する子は、
(実は、クラスの7割はそうです。)

そのほとんどが、
2行以上あるまとまった文章題を
読み解く経験を、ふだんから積んでいません。

つまり、練習不足なのです。
だから、いきなり中1の文章題に取り組むと、

できたとしても、

・時間がかかりすぎたり、
・どうして答えられたのか、自分でも説明ができなかったりと、

「できるようになっている」という実感がないまま、
「でもできる」状態になっています。

できるならいいのでは?

いえ、そんなことはないのです。

結果、
数学が苦手になります。

もしお子さんが、
テストの点数が、それほど悪いわけではないけれど、
むしろ、80点前後は取るけれど、数学に苦手意識がある、
または得意とは思えない、という状態でしたら、

スムーズにできるレベルの問題をたくさん解く。
そこから始めるといいでしょう。

これが分かっているので、
飯田塾では、

中3生であっても、
数学と国語の文章題は、この夏、
小学3年生レベルからやっていきます。

もちろん、簡単なことを簡単にやっていたのでは、
まったく意味がないですので、

文章題1問を15秒でやりなさい。
のように、工夫をしてやります。

そうすると、
小学3年生の算数の文章題、国語の読解問題も、
結構手ごわい問題に早変わりするんです。

こういう教材の用意や受験指導の工夫を含めて、
夏休みに塾を利用して刺激を受けたり、

今後の勉強のアドバイスをもらったりする、ということは、
とてもいいことだと思います。

中1の方程式の文章題を例に、
話を進めてきましたが、

私が中学生が勉強している姿を見ると、

予習をするためには、
どうしても、小2、小3の文章題にまで
戻ることになる子が多いな…と実感します。

でも、入試直前の半年後には、
志望校合格に必要な学力になっているので、
本当に、頑張る子供たちって、すごいですよね。

補足があります。

中学1年生は、冬ころ、
数学で図形を学びます。

そのとき、
なかなかできるようにならない、
ということがよくあります。

扇形の面積なんて、
公式を覚えれば一発じゃない?とお思いでしょうが、

公式の丸暗記では乗り切れない子が多いのです。

そのとき、小学校のときにやったな、
まずは復習だ。と気づいても遅いことがあります。

図形は、けっこう範囲が広く難しいからです。

「ぼくが小学校の復習をするのを、ちょっと待っていてください」
と言っても、学校の授業は待ってくれません。

あなた→小学校の復習開始!
学校→どんどん図形が進む。

結果→小学校の復習が終わったころ、テスト日になる。

ということになってしまいます。

ですので、
実は、中学1年生は、夏休みの間に、
小6で学んだ円や扇形、対称な図形、円柱などを
かなり高いレベルで復習しなければなりません。

以上です。

中2、中3生も同様です。

必要ならば、ぜひ、
小学校にまで戻って、復習しましょう。

ここまで、
飯田塾の指導のようすを、
シュミレーションしてきました。

質問がありましたら、
ご連絡ください。

5.参加費:₁コマ90分、2000円です。

6.指導科目:5教科指導 ※高校生は相談してください。

7.指導形態:個別指導です。

8.参加方法:お電話またはメールでお問い合わせください。

9.授業時間:16:20~17:50 / 18:00~19:30 / 19:40~21:10
から選択できます。

10.日程:7月24日(月)~8月30日(水)

11.飯田塾で実力がつく人:

当ホームページまたは、チラシをお読みになり、
飯田塾の指導方針や指導法が合っている、または、
こんな塾が必要だ、と思って下さった方です。

 

 

飯田塾
飯田光司

追伸
飯田塾塾長、飯田光司は受験指導のプロです。
お悩みやご質問があれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。
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