数学の文章題を得意にするコツ その3
2022-10-22
前回、数学の文章題は、
絵を描こう!
というお話をしました。
今度は、
文章題の本質的なお話をします。
数学の文章題とは、
方程式などの、いわゆる計算と違い、
いきなり作業に入ることができません。
文章題を解く、という過程において、
まず、じっと見る(読む)。
そして、状況を把握する。
というステップから始まります。
状況を把握するとは、
「どう計算しようかな?」ではなく、
「どう進めれば、式ができるかな?」
と考えることなのです。
どうすれば式が立つのか?
この、式を立てるまでの過程を
想像することが、第一歩になるのです。
(ここが正直、最大の難関なんですよね…)
そして、想像したあとで、
「設計図」を作るイメージで作業が進みます。
工務店の方たちが、家を建てる流れ、道すじ。
この過程が、
数学の文章題を解く流れに似ていると思います。
ですので、
「はい、これから式を立てます。はじめ!」
と言われても、困ってしまいますよね。
そこで役に立つのが、
前回お話しした「絵を描く」方法なのです。
絵を描くテクニックは、
どんな文章題にも、おおむね有効です。
この「絵を描く」発想を発展させることで、
以下のようにも思考を広げることができます。
文字を、
できるだけ図にする。
できるだけ絵にする。
できるだけ表にする。
この
外堀を埋める作業を、
2歩目にしてみてください。
今日のまとめをします。
1.文章題を読んで、状況を把握する。
2.言葉を「図」「絵」「表」で表現する。
文章題攻略は、この2つから始まるんだ、
ということを、覚えておきましょう。
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