50 小論文の書き方

2023-08-10

あなたが高校3年生で、
入試に小論文がある場合、

考えておいてほしいことが3点あります。

1つ目は、あなたの論文を、
誰が読むのか?ということです。

あなたの論文を読むのは、
大学教授だ、ということです。

1日で100人分を読むかも知れませんよね。

お仕事の合間に読む人もいます。

ですので…

読みやすい文章を書きましょう!

ということです。

ここで言う読みやすさとは、

イメージのし易さ

です。

ポイントは、
AIとは~とか、
SDGSとは~ではなく、

身近な具体例をたくさん書く

のがお勧めです。

2つ目は、

事前の準備を本気でやろう!

ということです。

・AIについて
・SDGSについて
・ネットについて

・これから求められる力(スキル)とは
・この大学で学んだ後、あなたはどうしたいか

このような題材が
出題されると思います。

それを「さあ書いてください」
と言われるわけです。

事前準備もなく、
その場で書くのは難しいですよね。

ですので、

事前準備が必要だ、

というわけです。

そもそも小論文とは、
論文のことです。

事例や裏付けとしての証拠など、
多くの資料をもとに作り上げるのが論文です。

それなのに、
お題を当日ポンと出されて
その場で思うままに書く。

これで、研究機関である大学に
入学できる、と思っているのならば、

少々甘い

と思います。

大学側の立場に立ってください。

400万円以上も頂き、
指導をするわけです

よね。

もしあなたが大学教授ならば、
適当な指導はできませんよね。

ですので、

大学教授は真剣です。

真剣だからこそ、
真剣な学生に来てほしいと思っています。

彼らは論文のプロですので、
あなたが真剣に考えて準備をして来たのか、
一目瞭然です。

人生をかけて準備をする。

片手間でやってきた準備かどうかなんて、
あっさり見抜かれてしまいます。

3つ目は、

思いやりを持って書くことを心掛ける。

ということです。

これは1つ目と少々かぶりますが、

今まで論文を書いた経験がない
学生に対して、

大学教授が何を求めているか?
ということを意識しましょう。

たとえば、
ネットについてあなたはどう思いますか?
と言われたとして、

「ネットは、
現地に行かずとも、様々な体験することができます。

調べたいことも、
すぐに知ることができます。

ですが、リスクもありますので、
慎重に扱わなければなりません。」

以上のようなことを書く。

確かに、間違ってはいません。

が、

大学入試の小論文は、
正しいかどうかではなく、

本気で向き合う気持ちがあるのか?

ということを見ているのです。

つまり、
AIに興味がなくても、
SDGSに興味がなくても、

全力で向き合える人なのか?

というところを見たいわけです。

大学機関とは、
世の中を動かすほどの
大きな研究機関です。

好きな事や楽しい事だけ頑張る、
お気楽なサークル気分では
困るわけです。

地味な研究や、

興味が持てない要素もある

でしょう。

そんな際にも、
全力で向き合える人に
入学してほしいのです。

ですので、

それこそ
ネットで調べた知識を
書き綴っても、それは「知識」であり、
あなたの「知恵」ではありません

知識の上に知恵が生まれます。

その片鱗(へんりん)を見たいだけなのです。

ですので、
「知識だけ」の羅列にならないように、

「知恵の部分」も考えておいてほしいのです。

「知恵の部分」とは、
あなたの体験談のことです。

お題に対してのあなたの経験を書く。

ここを意識して
準備をしておきましょう。

小論文を学びたい人は、

飯田塾にご連絡ください。

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